1948-04-26 第2回国会 参議院 治安及び地方制度委員会 第10号
昨年第一國會で修正いたしました理由もそこにあつたのでありまして、理事者が勝手に決めて、市町村の議會が知らない中に消防本部の設置とか消防署の設置ができては困るというので、市町村議會の議決を得て決めることに國會が修正したのでありますが、今度それを元のように市町村議會の議決を要らないことにしようというのが今囘の改正案であります。
昨年第一國會で修正いたしました理由もそこにあつたのでありまして、理事者が勝手に決めて、市町村の議會が知らない中に消防本部の設置とか消防署の設置ができては困るというので、市町村議會の議決を得て決めることに國會が修正したのでありますが、今度それを元のように市町村議會の議決を要らないことにしようというのが今囘の改正案であります。
從つて市町村議會等におきましては、これが非常に問題となるのでありまして、これをもし何らかの方法で取除き得られまするならば、この生活保護法は、飛躍的に利用し得ることと相なると思うのでありまして、この點に對しまして、市町村における實際の事情を御調査になつておるかどうかを承りたいのであります。また御説明にありませんでしたが、請願に書いてありまする民生委員の選び方であります。
市町村條例でこれを定めるということになれば、市町村議會にかけてこれを決定するわけだろうと考えるのでありますが、都道府縣國家地方警察の機關及び職員は、三十九条條において、一方的に公安委員會がこれを決定するだけであつて、都道府縣議會あるいは國會等に、これがかけられておらない建前になつております。
次に市町村の廃置分合の件でございますが、現行法においては關係市町村議會の決議を要することと規定してありまして、關係議會におきましてはその市町村民の意思を十分尊重して決議するものでありまして、その決定の許可權を内務大臣が有することについては決して地方公共團體を壓縮するものでないと思うのでございます。
○委員長(吉川末次郎君) それでは次に町村議會の代表、埼玉縣北足立郡蕨町の町議會の議長であられる岡田徳輔君を指名いたします。